画/パニ・啓

画/パニ・啓

2003年6月吉日

画/パニ・啓

僕は東京でつぶら先生に会いました。
つぶら先生の先輩にあたる方からの紹介でホームページのデザインのお仕事をいただいたのです。

打合せでつぶら先生が新しい診療所を作ることを知りその診療は外からも中からも、サロンのような空間、居心地のよい環境、ファッションのように診療所に足を運ぶ患者さんたちつぶら先生のにこやかなお顔からあふれるこの診療所への想いがビシビシとつたわってくる打ち合わせでした。
「ここはこのソファーおいて~」
「ココはショールームのような感じで~」
「受付にはこのテーブルを置こうと思ってるんです」

つぶら先生のあまいマスクが少年のようにイキイキしていて、そんな先生の思い入れがいっぱいつまったホームページにしようと思いました。
あるとき、僕のつくったものが見たいと言ったのです。

僕はそのとき趣味で描いていた絵のファイルしか持ち合わせがなく、それを見ていただくことになりました。
先生は本当に丁寧に1枚1枚見てくださって「優しい感じの絵ですね」ってそれだけでも、僕にとっては嬉しかったんです。

それがその後、診療室にぜひ絵を描いてほしい、そして、その絵を買いたいと言ってくださったのです。
僕の絵を買ってくださる?デザインではお仕事としてやっているんですが絵を買ってくれるなんて言われたことはなかったので・・・

ホントに嬉しくて何枚も何枚も描きました。。。

そして、つぶら先生の思い入れをめいっぱいのスパイスとしてやっと描きあげたのが診療室に飾ってある絵なのです。

偶然の出会いから生まれた、僕の作品。。。 ぜひ診療室で実物を眺めてやってください。

肌の色、国籍は違うけれど、身体の中からあふれる笑顔はみんな素敵です。
矯正を通して、つぶら先生のつくりだす笑顔の患者さんを僕のフィルターを通して表現してみました。
治療が終わった後、この絵をぼんやり眺めてもらえたら僕は幸せです。
だって、きっとあなたは僕が描いた絵よりも素敵なハリウッドスマイルのはずだから^^