院長の歯列矯正なんでも相談室 Vol.9

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Q:人に気付かれない歯列矯正って可能ですか? クール
A: 矯正治療が以前と比べ一般的になってきた現在、ブラケット(矯正装置)を歯の表面につける事に抵抗のある人は少なくなっているように感じます。しかしながら職業柄どうしてもブラケットが見えると都合の悪い方や、人に気付かれるのがこの上ないストレスで笑顔美人になれるチャンスを逃している方には、舌側(ぜっそく)矯正という治療方法があります。舌側矯正はリンガル矯正とも言われ、歯の裏側にブラケットをつけるため表からは全く見えません。また、わずかなデコボコや隙間の改善であれば、ブラケットをつけずマウスピースだけで歯を移動する方法もあります。この装置は取り外しが可能ですが、基本的には食事の時以外は装着していただきます。マウスピースは薄く透明の素材のため、舌側矯正とともに人に気付かれずに歯並びを治すことができます。

 矯正治療は決して隠す必要のある恥ずかしい事ではありませんが、装置の見た目によって健康への道を躊躇(ちゅうちょ)するのであれば、矯正装置を上手に選択し積極的に治療に取り組むことが重要だと思います。